ネイルの歴史
2017.06.08
吉祥寺 美容室 BiBiです!
皆さま、ネイルはされたことはありますか??
今でこそ一口にネイルといってもジェルネイル、スカルプチュアネイル、3Dネイル、ネイルケアなどたくさんの種類があります。
そこで、今日は今は身近になったネイルという技術。その歴史を紐解いてみたいと思います。
まず、一般的に用いられているマニキュアという言葉。これは元々ラテン語のマヌス(手)とキュア(手入れ)という言葉から来ています。フットネイルのことをペディキュアと言いますがこれもペディ(足)と、上記と同じくキュアから来ています。
ネイル歴史はとても古く、紀元前3000年、古代エジプトの時代から行われていたと言われています。
当時は植物のヘナを用いて爪を赤く染めていたと言われ、赤には太陽の赤、血液の赤を表していた神聖な色という認識がありました。
近年に入って19世紀、この時代になりようやく職業としてのネイリスト(当時はマニキュアリスト)が現れるようになりました。一般市民用のネイルの道具も販売されていたようですがまだまだ貴重なものでとても一般市民に手の届くものではなかったらしいです。
20世紀に入り、使い勝手の良い、ツヤと塗りやすさが両立された今で言うトップコートといっても良いものが開発されました。
それは車の塗料用速乾性ラッカーを爪に応用したもので今我々が使っているネイルポリッシュの原型になったものです。
そこからハリウッドの特殊メイクチームが開発した爪に人工的な長さを出したり3Dアートに用いるスカルプチュアネイルなどが次々と生まれ世界的にネイルが広まりました。
一方日本では平安時代、遊女達の振る舞いによって化粧という文化が当時の一般市民にも浸透し、その延長線上で爪にも色を塗る文化が広まったそうです。やはりホウセンカなどの植物の染料を用いて爪を染めるやり方が一般的だったようです。
明治時代、フランスから今の技術の原型であるマニキュアの技術が伝わり、「磨爪術」として発達していきます。
その後70年代、日本でアメリカ西海岸ブームが起こり、まだ日本になかったネイル専門のサロンの文化が紹介され急激に広まっていきました。
以上がネイルの簡単な歴史になります。
普段行なっているネイルという技術も古代エジプトから続く流れと原型があり、今に至るということが分かると思います。
当時のエジプト人が行なっていた爪の染色行為が今になってネイルという技術になり行われていると考えるととてもロマン溢れるものではないでしょうか♫
今後もいろいろな美容の歴史を紹介していきたいと思います!