ヘアカラーの不思議
2017.10.01
吉祥寺 美容室BiBi です!
日も短くなり、だんだんと肌寒くなってきましたね。衣替えをしっかりして寒さに備えていきましょう!
さて、みなさんは普段我々美容師が駆使しているカラーという技術。どのようなメカニズムで髪の毛を染めているかご存知でしょうか?
今回は髪の毛をなるべく白くする、という前提でカラーのメカニズムの話をお伝えしていきます。
まず、人間の髪の毛はメラニンという色素細胞がありそのメラニンがあることによって髪の毛の色が黒く見えているというわけです。
個人差があり、アジア人はメラニン色素が比較的多めなので暗い髪色、欧米人はメラニン色素が少ない方もいるので地毛が茶色かったり、いわゆるブロンドと呼ばれる金髪の方がいたり赤毛だったりします。
僕らが行なっているカラーの技術、このメラニン色素と深い関わりがあるわけですね♫
それではメラニン色素を脱色剤で頑張って抜いていけば真っ白になるかというとそうではありません。
人間の(アジア人)の髪の毛は脱色すると、その脱色の度合いで 黒→赤→黄 の順で色が抜けていきます。逆にいうとどれだけ長時間脱色しようがキンキンの金髪にしかならないというわけです。
そこでさらに白く見せるためにはどうするか!!!!
ここで色彩学が登場します!
黄色(金髪)に対して黄色の補色と言われる青〜紫の色をたしてあげると色が濁ります。
そうするとお互いの色を打ち消しあって白く見えてくるというわけですね。ちなみに、白色のカラー剤というのは存在しません。
他のカラーも同様で色が抜けてきた時にキンキンに見えないように少しカラー剤に紫を足して色が長持ちするようにしたり、逆に何かのイベントごとに合わせて毎日シャンプーをするといい具合に色が抜けてくるようにカラーの選定、放置時間等を調節したりもします。
僕らが日々提案しているカラー、実はお客様の髪質をしっかり見極めた上で提案しているものなのです!!!!!
この話を聞いて、普段行なっているカラーに特別感を感じてもらえると僕たちも嬉しいです٩(`・ω・´)و